日銀が指値買いオペを毎日実施へ
こんにちは 2代目お坊っちゃん社長の田澤です。
日銀が指値買いオペを毎日実施するそうです。
5月2日はその初日です。
当ても外れて、というか予定調和で、入札ゼロ
だったと日経が報じています。
日銀がオペ??
分かりにくいですよね(汗
しっかり説明していきますので、お付き合いください。
指値買いオペとは?
日銀の黒田総裁は、市中金利、即ち我々経営者が銀行から
借り入れたり、住宅ローンを組む際の金利を今のまま
安定させたいという思惑を持っています。
新型コロナで傷ついた経済に対し、金利が上がってしまうと、
とたんに設備投資や住宅購入が手控えられ、景気に冷や水を
浴びせてしまうからです。
なので、市中金利を安定させたいのです。
市中金利に一番影響があるのが、10年物の国債利回りです。
国債には数種類ありますが、日銀は10年もの国債の金利だけを
0.25%に抑えるという政策を実施しています。
日本国債最強説
日本国債の価格が下がると、金利が上がるので、海外ヘッジファンドは、
過去いくども、日本国債の売りをしかけてきました。
空売りをして、値下がったところで買いを入れるとう作戦です。
『空売り』ともいいます。
今回の円安局面を迎えて、強烈な売りを仕掛けるとの報道もありましたが、
『応札ナシ』という結果でした。
初めから日銀と戦う気はないということです。
国債を売っても売っても、日銀に無限に買われてしまうと悟ったからです。
大量の売りを仕掛けても、日銀にそれ以上に大量に買われてしまえば、
国債の価格が上り、ヘッジファンドは大損します。
断言はできませんが、国債の攻防では一旦、日銀の勝利です。
我々はどうすればいいのか?
当面は金利は安定するので、借入はOKです。
借りれる時に、目一杯借りておきましょう。
ただ、円安はまだ続くので、材料費が売価の多くを占める
ビジネスは縮小するか、新規事業では絶対に踏み込まないように
しましょう。
国債暴落からのハイパーインフレもなさそうなので、
緩やかな円安、インフレで儲かる業態にシフトしていきましょう。
コロナも落ち着きを見せている今が、節目の時です。
機敏に動きましょう!!